fc2ブログ
2024年03月 / 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月

2007.11.12 (Mon)

レンタカー東奔西走…北の大地エディックス試乗編

 夏休み前、夫婦の会話。

「エディックスっていう車、かなり個性的な造りなので ゆっくり試乗してみたいんだよ。」
「ふーん、なんだか わからないけど、それだったらレンタカーで借りてみたら?」
「それが、エディックスのレンタカーは今、北海道まで行かないと無いみたいなんだよ。」
「じゃ、行こう!北海道。 夏の北海道!いいわ~。ラベンダーと雲丹蟹イクラ!」
「そ、そんな気軽に…今年は遊びすぎて予算が…。」
「あたしが資金援助してあげる。雲丹蟹イクラ烏賊刺し!」

 ラベンダーは どこへ行ったんだろう、というのは置いといて、持つべきものは共働きのヨメさん。ありがたく申し出を請けることにしまして、雲丹蟹イクラ烏賊刺しホッケ、じゃなかった、エディクスを求めて北の大地へと飛び立つことになりました。

エディックス


 でも、さすが希少レンタカー。予約するときに言われました。「うちにも2台しか無いんですよ。だから、トラブルが有ったら他の車種で お願いします。」と念を押されました。なんか不憫だ。(^^;

 新千歳空港に降り立ち、レンタカー営業所にてエディックスと ご対面。第一印象。顔、大きい~。(^^; 車幅が1795mmあるのと、前席に3人乗せる関係でサイドウィンドウが立っていて、さらにライトが大きいので、愛嬌と迫力を同時に感じます。グレードは17X 4WD。

 乗車してみます。この車、最大の特徴は前席3人掛けですが、我が家の場合はむしろ後席の構造のために候補に入れました。なぜならば、末の娘も もう小学生、前席中央を後方にスライドさせずに乗せるには少し大きくなりすぎています。そして前席中央を後ろに大きく下げてしまうと、後席の横移動に やや支障がでるからです。

 後席中央も前席と同じように後ろにスライドします。ただ、スライド幅が小さめなので成人男性の肩幅では両側の席に挟まれて かなり苦しいのですが、小学生女子ならば問題ありません。中央が後ろに下がれば、両側の座席も比較的ゆったり座れます。

 2列シート車なので車幅はともかく車長は短く、取り回し上も有利。しかも、広大な荷室が利用できます。あとは、1795mmの車幅と独特のシートレイアウトが、どういう影響を与えるか。

 インパネのデザインは、今まで試乗した中では一番好きです。見やすいし、ピアノブラックの光沢が好感触。シートは表面は柔らかいですが、低反発枕みたいに身体に沿ってホールドしてくれて こちらも好印象。シート幅の狭さも、コンパクトカーに慣れた私にはさほど気になりません。

 営業所を出て、札幌自動車道で小樽まで。1.7リットルに5人乗りで高速道路、しかも悪天候のためエアコンつけっぱなしでは、さすがに余裕はありません。とはいえ、2列とはいえ車重が けっこう有り、前方投影面積が大きいエディックスに1.7リットル、さらに車重がある4WDと考えれば健闘しているかも? 20X 2WDにすれば、かなり余裕も出るでしょうか。

 気になったのは、リアウィンドウも大きいわりにワイパーが拭く面積が小さくない?というぐらいです。ホンダ車らしく やや硬めの足回りも、いい感じ。

 小樽IC を降りて、キロロへのワインディングロードへ。高速道路を走った印象だと足回りの硬さはイプサム240s 並み、車高も少し低いから、ぐいぐい曲がってくれるだろうと期待が高まります。

 あまり飛ばすと後ろの子供たちが酔うから、ほどほどに…あれ?良く曲がるけど、なんだか意外にロールが大きく感じるな。(?_?)けっしてフラフラするわけじゃないけど、自分の身体が上下する。何でだろう。助手席のヨメさんも「なんか、クラッと来るね。」と言います。

 それから、右カーブでAピラーが やけに視界に入ります。立ち気味のピラーで幅もそれほどではないから気にならないかと思ったんですが、カーブの先が見にくい。

 ホテルについてから、子供たちに「かなりカーブが多かったけど酔わなかった?」と聞いたら、いちばん車に弱い真ん中の子は青い顔をしていたけど他の二人は「そうでも無かったよ。」、「そーめん号 (奈良で三輪ソーメンを食べに行ったので、我が家ではイプサムはそう呼ばれている)と同じぐらい。」とのこと。前席ではイプサムよりロールが大きく感じたんだけどな…。

 夕食時、アブラ蟹を むさぼり食いながら沈思黙考。鈍い私も やっと気がつきました。実際よりロール感が大きくなるのも、Aピラーがやけに視界に入ってくるのも、前席3人掛けのために運転席と助手席が端によっているせいなのでしょう。

 車体中心から身体中心までの距離が大きいから、同じロール角度でも上下の移動量が大きい。身体が端によっているから、Aピラーが視界に入ってくる。後席は 他の車でも もともと3人掛けなので、子供たちは違いを感じなかった…。おそらく、そういう理由なのではないかと思います。

 翌日、小樽から定山渓を通って札幌へ。街中に入ると、車幅が気になります。これも、運転席が右側に寄っているので、車幅の数値以上に左のミラーと運転者の距離が大きくて、車両感覚がつかみにくいのでしょう。ふーむ。

 2日間いっしょに過ごしたエディックスを返すとき、けっこう愛着が沸いていました。家族全員が2列に納まり なおかつ後席3人掛けが苦しくない個性的なレイアウト。5人全員が乗っても広大な荷室。独特な外見。 子供たちの感想も良好。乗り降りが やや不便なのは承知で前席中央に下の子を乗せ、サイコロの「五」の目みたいな配置で座ってワイワイ話しながら移動する楽しさ。

 横3人掛けという個性的なレイアウトは、やはり独特のメリットとデメリットを持っていました。我が家の子供が常に全席中央に乗せても気にならないぐらい小さかったら、唯一無二の選択肢になったかもしれません。でも、現状では普段の前席中央は荷物置き場でしょう。

 デメリットといっても、慣れで解決できるのかもしれません。でも、運転が上手いわけでもない私が慣れることができるか…じっと手を見て考えてこんでしまいました。

静岡市 大石歯科医院


EDIT  |  21:18  |  5人家族の車選び  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する

 <お願い>

    医院に対する お問合せ・ご意見・ご要望は大石歯科医院ホームページ
   「お問い合わせメール」コーナーからお願いします。

    コメントは管理担当者が承認するまで表示されません。
   記事内容と関係ないコメント、宣伝、中傷は、ご遠慮いただいております。
   ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

URL
コメント
パス  編集・削除するのに必要
非公開:  管理者だけにコメントを表示
 

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |